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日本のGDP、4位転落 ドイツに抜かれる
2023/10/25
IMF今年予測 長期低迷映す
愛知県知多地域、西三河碧海地域、名古屋市南部地域を営業区域としています、中小企業応援社労士(経営労務プロデューサー、特定社会保険労務士)の岡戸久敏と申します。(西三河・知多の特定社会保険労務士 – おかど社会保険労務士事務所 (sr-hokado.jp))
10月25日(水)の日本経済新聞に、今年度の日本のGDPがドイツの抜かされて、世界第4位に転落するとの記事が掲載されていました。
これは衝撃的です。ついこの間、中国に抜かれて第3位に転落していました。このままでは、インド、ブラジル、にも抜かれて、世界第5位以下になってしまうのは時間の問題と言われています。
高度経済長期に当時の西ドイツを抜いて、アメリカに次ぐ第2位になりました。バブル期は、アメリカGDPの半分が第2位の日本のGDP、日本の半分が第3位のドイツと言われたものですが、隔世の観です。
一人当たりのGDPも、バブル期はアメリカをも抜いて世界第2位でした。
これが、今では韓国にも追い抜かれそうになっています。
この現状を打破して、日本が復活するためにはどうすればいいか、政府だけでなく、経済界、労働界、学識者、専門家、国民皆が真剣に考えなければならないと考えます。
(参考資料)
日本経済新聞 2023年10月25日 2:00
【ワシントン=高見浩輔】
日本のドル換算での名目GDP(国内総生産)が2023年にドイツを下回って4位に転落する見通しであることが国際通貨基金(IMF)の予測で分かった。足元の円安やドイツの高インフレによる影響も大きいが、長期的な日本経済の低迷も反映している。
23日までに公表した経済見通しで示した。名目GDPはモノやサービスの価格変動を含めた指標で、国・地域の経済活動の水準を示す。一般的な経済規模を示す場合に用いられることが多い。
23年は日本が前年比0.2%減の4兆2308億ドル(約633兆円相当)、ドイツは8.4%増の4兆4298億ドルとなる見込みだ。1位の米国は5.8%増の26兆9496億ドル、2位の中国は1.0%減の17兆7009億ドルだった。
2000年の時点では日本の経済規模は4兆9683億ドルで世界2位だった。00年初の円相場は1ドル=105円程度。当時のGDPはドイツの2.5倍、中国の4.1倍だった。10年に日本を抜いて2位の座についた中国は、23年には日本の4.2倍となる見込みだ。
第一生命経済研究所の熊野英生氏は「円の対ドル相場の下落が影響しているものの、長期的には日本の成長力の低下が背景にある」と指摘する。
00年からの名目GDPの伸びを自国通貨建てに直すと、中国が12.6倍と突出する一方で日本は1.1倍にとどまる。伸びはドイツの1.9倍や米国の2.6倍を大幅に下回る。物価変動を除いた実質GDPでみても日本の伸びは1.2倍と米独よりやや低い。
1人当たりの名目GDPでは、日本は23年に3万3949ドルとIMFのデータがある190の国・地域のうち34位となる見込みだ。1位はルクセンブルクの13万5605ドル。日本は英国やフランスなどより低く、35位の韓国(3万3147ドル)に肉薄されている。00年時点では、187カ国・地域のうちでルクセンブルクに次ぐ2位だった。
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