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中小企業家同友会刈谷地区2023年度例会に参加しました
2023/05/31
愛知県知多地域、西三河碧海地域、名古屋市南部地域を営業区域としています、社労士の岡戸久敏と申します。
令和5年5月30日(火)、知人の社会保険労務士からの紹介により、愛知中小企業家同友会刈谷地区の2023年度5月例会に参加しました。
中小企業家同友会は、世間ではあまり知られていない団体ですが、大本となる組織は日本中小企業家同友会(現東京中小企業家同友会)として、1957年に誕生しています。その後、組織が拡大され、愛知中小企業家同友会は1962年に設立されました。(Ainet(愛知同友会) | 愛知中小企業家同友会のWebサイト (douyukai.or.jp))
とても歴史がある団体です。
ところで、今回の討論のテーマは、愛知技術革新協同組合(https://atic.or.jp)の代表理事である鈴木高伸様から自社報告(発表)を受けて、外部環境(機会と脅威)の分析をして、どのように外部環境の変化に備えているかということです。
鈴木様の会社は、外国人技能実習生を団体として受け入れ、取引企業に紹介するという団体監理型の事業をされています。ここ3年間くらいのコロナ渦の中で、実習生の動きがなくなってしまい(入国も出国もできなくなった。)、事業が存亡の危機に陥ってしまいました。
各種報道で知っていたことですが、実際に事業をされている経営者の方のお話を伺い衝撃的でした。
そのような中、鈴木様は先が見えない状況下に絶望的な気持ちになったとのことでしたが、なんとか持ちこたえて事業の継続ができたとのことでした。また、ようやくコロナが収まってきたので、今後の事業の拡大に自信を持たれていました。
鈴木様はこのような苦しい状況下にあっても、社員さんの前では苦しい様子を見せず明るく接し、大丈夫と言葉で励まし続けたとのことです。経営の本には書いてありますが、実際にはなかなかできることではありません。頭が下がります。
また、ご自身の苦しい胸の内は、毎週月曜日に同じ言葉をノートに書いて、励ましていたとのことです。書いてみて、自分の思いを客観視されていたというのも、頭が下がります。
更に、先が見えないコロナ渦の中、コロナには終わりがやってくるとの信念のもと、先手を打った営業をされたとのことです。その結果、既にコロナ前の取引状況に近づいているとのことでした。
そして、何より、このような経営状況にあっても、社員を一人も解雇しなかったということが本当に良いことで、素晴らしいと思います。
経営者の方が経験し、考え、決断をしてきた事例を、その方から生の声でお聞きできたことは、私のためにもなっていくだろうと期待したいです。
大変勉強になりました。これからもよろしくお願いします。
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