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足利尊氏
2023/11/09
愛知県知多地域、西三河碧海地域、名古屋市南部地域を営業区域としています、中小企業応援社労士(経営労務プロデューサー、特定社会保険労務士)の岡戸久敏と申します。(西三河・知多の特定社会保険労務士 – おかど社会保険労務士事務所 (sr-hokado.jp))
私は、信頼をつなぐ「就業規則」と、実体験に基づく「セミナー」で、中小企業を応援しています。
今年の直木賞作品「極楽征夷大将軍」(垣根涼介:著)を読みました。名作です。
新聞の書評だったと思いますが、題名を見て、これは足利尊氏の話し?と思って、続きを見ると、大当たり。
足利尊氏は、読まなくちゃということで、即購入です。
ちなみに、足利尊氏は、鎌倉幕府を滅ぼし、室町幕府の初代将軍となった人です!
私は、日本史大好き。小学校の頃は児童向けの日本の歴史の本、戦記物を読みあさっていました。
太平記もそのひとつ。太平記は南朝寄りに書いてありますから、当時は、楠木正成びいき。足利尊氏はなんて悪い奴だと思っていました。
ところが、1991年のNHK大河ドラマ「太平記」で、全く印象が変わりました。
足利尊氏を真田広之、足利直義(尊氏の弟)を高嶋政伸、高師直(執事。家老ですね。)を柄本明、楠木正成を武田鉄也が演じていました。あと、沢口靖子さんとか、後藤久美子さんとか、思い出すと、かなりいい出演者だったと思います。よく覚えています。
その後、私本太平記(吉川英治:著)、足利尊氏関係の本を読んでいました。
その結果、足利尊氏は、なんてすごい人なんだという考えになりました。とにかく、人望が尋常じゃない。
行政や裁判といったことは、からっきりダメですけど。ぽわーとしている。
だけど、戦(いくさ)に出ると、皆がやる気になって、負け戦だったのが勝ち戦になってしまう。
そのくせ、すぐ拗ねて、出家(ようは引退)すると言い出す。でも、皆がとめる。
話しを戻します。
「極楽征夷大将軍」は、そんな足利尊氏を、弟の直義(ただよし、と読みます。)、執事の高師直(こうのもろなお、と読みます。)、二人の視点から、二人が尊氏をどのように見て感じてきたのかが、小説として書かれています。
また、歴史的な事実は、しっかり調べられて書かれています。
南北朝の動乱、観応の擾乱(かんのうのじょうらん)は、人間関係が複雑ですが、その点も比較的わかり易く書かれていると思います。
歴史好きには、お勧めです。
(参考図書)3冊あります。
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