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海上自衛隊セクハラで3人停職 加害者と被害者への面会強要の幹部
2023/11/09
愛知県知多地域、西三河碧海地域、名古屋市南部地域を営業区域としています、中小企業応援社労士(経営労務プロデューサー、特定社会保険労務士)の岡戸久敏と申します。(西三河・知多の特定社会保険労務士 – おかど社会保険労務士事務所 (sr-hokado.jp))
私は、信頼をつなぐ「就業規則」と、実体験に基づく「セミナー」で、中小企業を応援しています。
さて、2023年11月9日(木)の日本経済新聞朝刊に、「海自セクハラ、3人停職 加害者や面会強要の幹部」という記事が掲載されていました。
この記事の内容は、数日前にNHKでも報道がされていました。
このニュースは、少し前に大きく報道された事件(元陸上自衛官の方へのセクハラ)の関係者が、処分を受けたのだと思っていました。
そうしたなか、この記事をしっかり読んでみると、なんと別のセクハラ事件でした。
しかも、元陸上自衛官の方への事件が大きく問題化されている最中に、セクハラが起こっていたとのことです。
ハラスメントに関する「特別防衛監察」が実施されているさなかに、事件が起きた。行為者は上司から注意を受けていたにも関わらず、行為を続けていた。更に、被害者が嫌がっているにも関わらず、加害者を被害者に面会させようとしたとのことです。
驚くとともに、とても残念なことです。加害者と上官は、心から反省をしてほしいと思います。
また、防衛相は6日、指揮官ら上官に「被害者に寄り添うこと」を第一に考えるよう求めました。
ハラスメント防止には、トップの”ハラスメントを許さない”という、強い決意が必要です。
防衛大臣始め、自衛隊の最高幹部の皆様の定期的な情報発信で、ハラスメントをなくしていただきたいと思います。私たちのために、日々、国防に従事してくださる自衛隊の皆様が、素晴らしい組織として、また再び、私たちに安心感をくださるよう、ご期待をしています。
(参考)2023年11月9日 2:00 日本電子版
(個人名は削除しました。)
海上自衛隊のセクハラ問題で、海自は8日、女性隊員の体を触るなどしたとして、50代の男性海曹を停職10カ月の懲戒処分にした。女性隊員に海曹との面会を強要したとして、同じ部隊に所属していた50代の男性1等海佐も停職3カ月の懲戒処分とした。
海曹と1等海佐のほか、女性隊員の上司にあたる男性防衛事務官(60)も停職5日の懲戒処分とした。所属部隊の当時の指揮官はすでに退職しているものの、上級部隊への報告を怠ったとして「停職2カ月」に相当すると説明した。
海自によると、海曹は海自呉地方総監部(広島県)の管内にある所属部隊で、2022年8~12月に後輩の女性隊員の胸を触ったり、背後から抱きついたりした。上司から注意を受けた後も、髪に触ったという。
当時は元陸上自衛官の○○○○さんが性被害を訴え、全自衛隊を対象にハラスメントに関する「特別防衛監察」が実施されているさなかだった。
1等海佐は海曹と面会した際に、女性隊員が拒否したにもかかわらず、その場に呼んで直接謝罪を受けさせた。「謝罪を受けいれてあげて」「家族がいる」と海曹を擁護するような発言もした。女性はその後、退職した。
1等海佐は面会を強要した理由について「セクハラ事案を海曹に説明すると取り乱したため、収めようとした」などと話したという。 セクハラ問題を踏まえ、木原稔防衛相は6日、指揮官や管理職と隊員にハラスメント防止を呼びかけるメッセージを出した。指揮官らに「被害者に寄り添うこと」を第一に考えるよう求めた。
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